妊活もそろそろ半年。大学も理系で研究畑を歩いている事もあり、自分でしっかりと調べてしまう性格をしています。
色々と論文を読んだりもしましたが、「あーこれ知らなかった!」って思うのが、男性側の不妊率。
なんと「不妊の原因の48%は男性側にある」んです。
男性の精子の質を決める要素は大きく分けて以下の3つ。
この中のどれか、それかいくつかの数値が低いことによって妊娠しやすい身体となってしまうんだとか。でも正直数と密度!とか運動率!とかいきなり色々と言われてもわからない事だらけだったので、調べた内容や大切な理由をちょろちょろとまとめていこうと思います。
その1.精子の数と密度
精子の質を決める上で大切な要素の1つ目は「精子の数と密度」です。
正確に言うならば、精液の量とその中の精子の密度、でしょうか。
なぜ精液および精子の量が大切かと言うと、そもそも精子の中で、卵子まで到達できるものがごくごく僅かだからです。
ほとんどの精子は受精どころか、卵子まで到達するこすらできません。
正常な運動率の健康な精子であっても、卵子までたどり着く可能性は、わずか0.0001%と言われているんです。
これほど低確率なのですから、そもそもの精子の数が十分でなければ、妊娠に至る確率も低下してしまうのは無理のないことです。
正常な精液の量はWHOが定めており、1.4ml以上とされています。
一度の射精で放出される精液の量が、1.4mlに満たない場合は、妊娠の確率が低下すると言わざるを得ません。
また、精液量が1ml以下の場合は、逆行性射精という症状が疑われますので、泌尿器科などの受診が推奨されます。
そして、精子の密度は、正常値は1,600万/ml以上と定められています。
これを下回ると乏精子症が疑われ、自然妊娠が難しいという見解も。
ちなみに、精液の量を図る方法ですが、スマホで精子の様子を観察できるキットが売られているので、これを使うと簡単です!
Amazonで1,200円程度だったので、わが家も購入しました。
その2.精子の運動率
オタマジャクシのような形の精子が動く様子をネットやテレビで見たことがある人も多いはず。
精子にも個体差があるので、すべての精子が同じ動くをするわけではありません。
ウネウネしながらまっすぐ進む精子もいれば、同じ場所をグルグル回ったり、ほとんど動かない精子も。
つまり、運動率の良い精子の数が一定数ないと、卵子まで到達する精子も少なく、妊娠に至るのは難しいとされています。
精子の運動率もWHOが設定しており、正常な精子の運動率は42%以上です。
「半分以下でもよいのか」と思った人もいるかもしれませんが、年齢を重ねるごとに健康な精子の数も減少するため、正常値に達しない男性も増えます。
30代と50代では、精子の運動率が最大で30%も異なるというデータも!
夫はまだ33歳ですが、そろそろ下降ラインに?と不安になり、精子チェッカーで観察してみました。初めて夫の精子がクネクネ泳いでるのを見た時はジーンとしてしまいました。
専門知識がなくても、精子が元気よく動いているかどうかはわかるので、チェックしてみてください。
その3.精子の正常形成率
先ほどもちょっとお話しましたが、精子ってオタマジャクシの形をしていますよね!
でも、実はすべての精子がオタマジャクシの形ではないんです。
個体差があるため、頭がへっこんでいたり、一部が欠損していて歪んでいたり、中には尻尾がない精子も!
正常の形ではない精子は、しかり泳ぐことができないため、卵子の元に到達できない可能性が高いです。
また、見た目に異常がある精子は、DNAが欠損しており、受精したとしてもその後に正常に成長しない確率が高いとされています。
と、精子の形成率はかなり重要ですが、WHOの定める正常値はわずか4%以上です。
驚いた人もいると思いますが、逆に言えば、それほど正常な形の精子は少ない、ということですよね。
残念ながらキットでは、一つ一つの精子の形まで詳しく判断することはできません。
もっと詳細に夫の精子の質を調べるなら、やはり一度受診した方がよいのかなあと思ったりもする私です。。。
まとめ:
今回は、精子の質を決める要素についてお話ししました。
精子の質って、漠然としたものではなく明確な要素があるので判断がつきやすいですね!
妊活中でしたが、精子の事を深く考えたことはなく、オタマジャクシが泳いでるイメージしかありませんでした。
精子の質についても、漠然としてわかっておらず、今回こうやってきちんと精子について勉強できたのはすごく良かったです。
次は、男性向け不妊サプリの選び方についてお話しする予定ですので、お楽しみに!